インドネシア・ジャワ島中部に位置するジョグジャカルタは、古代から続く文化と現代の感性が交差する街。
世界遺産の壮大さに圧倒され、夜はキャバレーショーで笑い、朝は幻のコーヒーで目覚める——そんな五感を刺激する旅がここにはあります。

🕌 世界遺産に触れる:ボロブドゥールとプランバナン

ジョグジャカルタを訪れるなら、まずはこの2つの世界遺産を外すことはできません。

  • ボロブドゥール寺院
    世界最大の仏教遺跡。朝焼けに染まるストゥーパ群は、神秘的で圧倒的な存在感。
    仏教の宇宙観を表す構造は、建築美としても必見です。
  • プランバナン寺院群
    ヒンドゥー教の壮麗な寺院群。
    9世紀に建てられた精緻な彫刻と高さ47mの主塔は、ジャワ芸術の粋を感じさせます。

🛍 マリオボロ通り:ローカルとモダンが交差する街の心臓部

ジョグジャカルタの中心地、**マリオボロ通り**は、昼も夜も活気に満ちたショッピングストリート。
伝統工芸、屋台、ストリートパフォーマンスが混ざり合い、歩くだけでインドネシアの多層的な文化を感じられます。

  • 昼はバティックや銀細工などの工芸品を探す観光客で賑わい、
  • 夜は屋台が並び、ストリートミュージシャンやダンスパフォーマンスが通りを彩ります。

🎨 バティックとは?インドネシアが誇る伝統染織技法

ジョグジャカルタを歩いていると、至る所で「バティック」の布地に出会います。
これは単なる模様付きの布ではなく、インドネシアの文化と歴史が染み込んだ伝統技法です。

  • バティック(Batik)とは?
    熱した蝋(ろう)を布に塗って防染し、染料で染める「ろうけつ染め」の技法。
    模様を描いた部分に染料が染み込まないことで、複雑で美しい文様が浮かび上がります。
  • 技法の種類
    • バティック・トゥリス(手描き):蝋をペン状の道具で描く繊細な技法。高級品として扱われます。
    • バティック・カップ(型押し):銅製のスタンプで模様を押す技法。量産向き。
    • プリント・バティック:現代的な印刷技術を用いたもの。
  • 文化的背景
    バティックは2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
    模様には王族や神話、自然などが描かれ、儀式や正装にも使われます。
    金曜日は「バティックデー」として、オフィスでも着用されるほど生活に根付いています。

💃 夜のエンタメ:Raminten Cabaret Showで笑いと驚きを

ジョグジャカルタの夜にぜひ体験してほしいのが、Raminten Cabaret Show
マリオボロ通り近くのHamzah Batik本店3階で開催されるこのショーは、笑いと驚きに満ちた90分。

世界一の親日国家と言われるだけあってNARUTOやAKB系列など日本の文化が頻繁に出てきます。
外国クオリティの日本文化に触れるのも海外旅行ならではなので、ぜひ体験してみてください!

  • ニューハーフによるパフォーマンス
    世界のヒット曲やインドネシアのポップスをモノマネで披露。
    観客との掛け合いもあり、会場は常に笑いに包まれます。
  • 伝統舞踊との融合
    ジャワの伝統衣装をまとった演者による舞踊もあり、現代と伝統が交差するユニークな空間。
  • 予約推奨
    金・土曜の夜に開催。食事付きの指定席もあり、ゆったりと楽しめます。

☕ 幻のコーヒー「コピ・ルアック」を農園で味わう

ジョグジャカルタ郊外では、世界最高級とも言われるコーヒー「コピ・ルアック」の農園見学も可能です。

  • コピ・ルアックとは?
    ジャコウネコが食べたコーヒーチェリーの種子を回収・洗浄・焙煎して作られる希少なコーヒー。
    独特の発酵過程を経て、まろやかで雑味のない味わいが特徴です。
  • Mataram農園の見学
    ジャコウネコの飼育環境や製造工程を見学でき、焙煎体験や試飲も可能。
    スタッフが英語で丁寧に教えてくれるので、理解も深まります。
    (※日本語で書かれた工程説明書もあるので安心してください!)
  • Mataram農園見学後のお土産コーナー
    おしゃれなギフトセットや飲み比べもあり、旅の記念にもぴったり。
    また、購入者限定でビュッフェもいただくことができます!
  • オーナーとの交流
    この農園のオーナーさんがとてもフレンドリーということもあり、
    近くの銀の展示館的な場所に連れて行ってくれました!
    インドネシア人は日本人大好きというのもあって今回の旅行はいろんな人との交流がありました。

👇コピ・ルアックのコーヒー農園についての詳細はこちらの記事から見れます。

🍽 油物グルメとインドネシアの味覚

ジョグジャカルタの食文化は、香辛料と油の使い方が特徴的。
旅の中で出会った油物グルメは、どれもクセになる味わいでした。

  • ナシゴレン(炒飯)
    甘辛いケチャップマニスと香ばしい油が絶妙に絡み合い、目玉焼きとの相性も抜群。
  • ミーゴレン(焼きそば)
    屋台で食べると、鉄板の香ばしさが加わってさらに美味。
  • ポテチ(ローカルブランド)
    スーパーで見かけたポテチは、油っこさと濃い味が特徴。ビールとの相性も◎。
    毎日スーパーで買うくらいにはインドネシアのポテチ美味しいのでぜひご賞味あれ!
  • テンペ(大豆発酵食品)
    揚げて食べることが多く、外はカリッと中はふんわり。健康志向の人にも人気。

🇯🇵 世界一の親日国家?インドネシア人の日本愛

旅の中で何度も驚かされたのが、インドネシア人の「親日ぶり」。

  • アニメ・マンガ文化の浸透
    「ナルト」「ワンピース」「ドラえもん」など、日本のアニメは世代を超えて愛されています。
  • 日本製品への信頼
    家電や自動車はもちろん、文房具や化粧品まで「Made in Japan」は品質の象徴。
  • 歴史的背景と教育
    第二次世界大戦後の独立支援やODA(政府開発援助)などを通じて築かれた友好関係が、
    教育やメディアを通じて今も根付いています。

「日本人です」と言うだけで笑顔になる店員たち。こうした温かさが、旅の記憶をより深く刻んでくれます。
※ちなみに日本人はインドネシアですごいモテるらしいです。(重要)

🌋 旅のまとめ:文化と感性が交差する街

ジョグジャカルタは、歴史と芸術、グルメとエンタメ、そして人々の温かさが交差する街。
昼は世界遺産に圧倒され、夜はキャバレーショーで笑い、
朝は幻のコーヒーで目覚める——そんな濃密な体験ができる場所です。

ジョグジャカルタは、何度でも訪れたくなる街です。


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